子どもには頭のいい子に育ってほしい…
親の立場になると、このように考える方が多いですよね。
中学受験のプロが書かれた本ですが、勉強ガッツリ系の本ではありません。
「辞書」「地図」「図鑑」を使って、「遊ぶ」「楽しむ」方法が書かれています。
小川先生のおすすめの「辞書」「地図」「図鑑」が載っているので選ぶときの参考になります!
何度読んでも、学びのある本です。
幼児~小学生の子どもがいる方におすすめです!
頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある
著者
小川大介さん。
京都大学法学部卒業。
学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)を設立。
バラエティ番組などにも出演。
著書に、頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て [ 小川 大介 ]、5歳からはじめる最高の中学受験 [ 小川大介 ]など。
目次
6つの章にわけて書かれています。
第3章~第5章は具体的におすすめの「図鑑」「地図」「辞書」が紹介されています。
- 第1章 頭がいい子の家のリビングはこんなにも違う!
- 第2章 図鑑、地図、辞書は学力を伸ばす「三種の神器」
- 第3章 「図鑑」でどんどん知識が増える
- 第4章 「地図」でみるみる世界が広がる
- 第5章 「辞書」でぐんぐん言葉が深まる
- 第6章 親のかかわりと声かけこそ一番の環境
参考になったこと
本を読んで参考になったことをご紹介します。
頭がいい子になるかどうかは家庭環境がカギ!
「プロがひと目で「できる子」と感じるご家庭のリビングには、必ずあるものが置かれています。
それが、図鑑、地図、辞書です。
数年前にこの本を読んでから、我が家では図鑑、地図をリビングに置き、「家庭環境づくり」を意識しています。
(辞書は今後購入する予定です)
子どもが「知りたい」と思った瞬間に調べれるように、生活の中心であるリビングの環境を整える必要があります。
子どもの関心は長くは続かないので、その瞬間を逃さないことが重要です。
学校の勉強以外の知識こそ子どもを伸ばす
将来伸びる子は、博識で知識の偏りが少ない傾向があります。
食事のときも、テレビも、散歩のときもすべてが学びの時間。
子どもが疑問を持ったことや気になったことは、一緒に楽しみながら、辞書、地図、図鑑など(パソコンやスマホも)を使って調べるようにしていきます。
「図鑑」でどんどん知識が増える
「子どもの心が動いた」→「そこへ図鑑を放り込む!」
大人でもそうですが、興味のない図鑑をいきなり渡されても読む気にはなれないですよね。
子どもも同じなので心が動いたタイミングで、図鑑を渡すのが重要です。
いろいろな種類の図鑑があるので、図書館で探してみて子どもが気に入ったものを購入しましょう。
我が家で実際読んでみてよかった本をご紹介します。
・こどもずかん
子どもが1~2歳の頃に図書館で借りて夢中になってみていたので購入しました。
0~4歳向けで、図鑑の入門にぴったりの絵本です。
日本語と英語で書かれているので、英語の勉強にもつながります。
・理科好きな子に育つ ふしぎのお話365
「見てみよう」「やってみよう」「さわってみよう」とタイトルに入っている通り、身近に楽しめる体験型の本です。
「人間はなぜ夢を見るのか?」「イモムシはなぜ枝や葉から落ちない?」など子どもに聞かれて答えにくいようなお話がたくさん書かれています。
1つずつのお話が1ページにまとめられているので、5~10分で読むことができます。
いきなり本格的なものを与えても拒絶するだけなので、少しずつステップを踏めるように図鑑を選ぶことが大切です。
「地図」でみるみる世界が広がる
日本地図は、地図、ひいては社会科の基本である
地理や歴史など、社会科の問題を解くのに、日本地図は基本です。
学校の勉強が始まってから47都道府県を覚えようとしても限界があるので、小さいうちから少しでも頭に入っていればラクになります。
我が家では子どもが1歳の頃にダイソーで買ったお風呂に貼る日本地図を愛用しています。
お風呂ではなく、おままごとで敷物にしたりして遊んでいますが、日本地図の形は頭に入っています。
本格的な日本地図が欲しくなったので、この本で紹介されている「くもんの学習ポスター 日本地図 ([教育用品])」を購入しました。
世界地図はセリアのレジャーシートを買いました。
遊びに使いながら世界全体のイメージをつかんでもらうために使っています。
地球儀ほど頭のよくなるツールはない
地球儀は、世界の中の日本の位置、大陸同士の位置関係、海の広さがひと目でわかります。
現在インテリア用の地球儀しかないので、購入したいと考えています。
地球儀は、リビングのテレビの横に設置し、いつでも使えるようにしておこうと思います。
「辞書」でぐんぐん言葉が深まる
辞書は最初、親が引くものだと思ってください
辞書を与えただけで子どもが自発的に開くのは難しいので、子どもが小さいうちは親が代わりに引いてあげる必要があります。
子どもは幼児なので、以下の2つを購入したいと考えています。
・こども ことば絵じてん
幼児の基本語約3,000語を収録。
解説のイラストや文章が読みやすく使いやすいです。
・ドラえもん はじめての国語辞典
収録語数1万9,000語。豊富なイラストとオールカラーで読みやすいです。
ドラえもんが好きな子には特におすすめ。
子どもにとって、図鑑や地図に比べて、辞書は一番なじみがないものです。
まずは、親が引いて楽しんでいる様子をみせる必要がありそうです。
親のかかわりと声かけこそ一番の環境
声かけひとつで子どもは変わる
子どもへの声かけってなかなか難しいですよね。
バタバタと忙しい毎日を過ごしていると声かけを意識する余裕なんかなくなってしまうことも多いです。
しかし、親からの声かけひとつで、子どもの好奇心を刺激し、やる気を引き出すことができるかもしれません!
子どもの「なぜ?」「何?」は大きなチャンス
小川先生が、「子どものなぜ?何?どうして?に最後まで答え続ける」と言われていました。
この5年間できる限り答えるようにしていました。
(もちろん余裕がないときはができていないときもあります…)
子どもが何かを聞いてくるときは、知的好奇心が全開になっているので、チャンスを逃さないようにしていきたいです。
「好き」をとことん伸ばしてあげてください
好きなことなら子どもの心が動いて、熱中してくれますよね。
大人でも好きなことなら没頭してしまうのと一緒です。
子どもの「好き」を大切に育てていきたいです。
まとめ
数年前に一度読んでいたので、図鑑や地図はリビングに置くようにしていました。
子どもたちが少し成長し、新たに取り入れたいことが見つかりました。
リビングに本格的な日本地図や地球儀を設置して、辞書も購入します。
子どもが関心を持ったタイミングでさりげなく、使っていきたいと思います。
(ニュースで出てきた地名を確認したり、散歩で見た花や虫を図鑑で調べるなど)
幼児~小学生の子どもがいる方には特におすすめの本です!
ぜひ一度読んでみてくださいね!
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