頭のいい子の親はどんな子育てをしているのかな?
子育てをしていると、「子どもに賢くなってほしい」と思いますよね。
この本には、子育てのヒントがたくさん詰まっていました!
書かれていることが全てできるかといえば、難しいかもしれません。
しかし、知っているのと知らないのとでは大きく変わります!
子どもが小学生以下の方におすすめの本です!
できる範囲で「見守る」子育てを取り入れていきたいです。
頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て
著者、目次、参考になったことをご紹介します。
著者
小川大介さん。
京都大学法学部卒業。
学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)を設立。
バラエティ番組などにも出演。
著書に、5歳からはじめる最高の中学受験 [ 小川大介 ]、頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある [ 小川 大介 ]など。
目次
- 日本の親たちは、わが子をもっと信じていい
- 第1章 頭のいい子の親は子育てで何を重視するのか
- 第2章 頭のいい子の親は「否定しない」
- 第3章 頭のいい子の親は「与えすぎない」
- 第4章 頭のいい子の親は「あせらない」
- 第5章 パパ・ママのお悩みQ&A
「頭がいい子」というのはどのような子なのか、頭のいい子の親がどのように子育てしているのかが具体的に書かれています。
参考になったこと
そもそも「頭がいい」とはどういうこと?
これからの時代における「頭のいい子」とは、「自分の強みを社会で発揮できる子」である
30年前(私たち親世代)とこの先では、社会の仕組みが大きく変わっています。
みんなができることをみんな以上にできたとしても、人間がしていた仕事をAI(人口知能)に取って代わられるようになってしまいます。
自分の強みを発揮できる子に育てるには、子どもがありのままの自分を出せるように見守る子育てが必要です。
頭がよくなる「3原則プラス1」
子どもの自分軸を育てるための3原則として、「認める」「見守る」「待つ」ことを提唱しています。そしてそのうえで、「期待する」。
いずれも、簡単なようで難しいものばかりですよね。
「否定」「与えすぎ」「あせり」は、子どもの成長を妨げることになるので、できるだけ「3原則プラス1」を実践していきたいです。
以降の章では、この3点について具体的に説明されていました。
頭のいい子の親は「否定しない」
親から見て「価値あるもの」が20年後も正解だとは限らない
20年経てば社会は大きく変わるので、子どもが好きで熱中していることを否定しないように意識していきたいです。
今の常識は子どもが社会に出るころに通用しないかもしれません。
私たち親世代の常識をアップデートしていく必要があります。
頭のいい子の親は「与えすぎない」
「習い事そのもの」よりも「子どもが夢中になる体験」に価値がある
わたし自身、習い事を5個(スイミング、英語、ピアノ、そろばん、習字など)を掛け持ちしている時期がありました。
たくさん習い事を経験させてもらったことには感謝していますが、毎日多忙で自由に過ごせる時間が少なかった記憶があります。
スイミングや英語はある程度身に付きましたが、特にピアノや習字は途中からイヤイヤ通っていたので早めに辞めるべきでした。
親となった今、子どもが夢中になっているかを把握しておくことが大切だと実感しています。
頭のいい子の親は「あせらない」
親が楽しく生きているからこそ子育てだってうまくいく
子どものことは大切ですが、自分のことも大切にしていきたいです。
自分を大切にできると余裕がうまれて、結果的にあせらない子育てにつながります。
例えば、このように自分も楽しめるように意識しています。
- 子どもの絵本と一緒に自分の本を借りる
- 川遊びやプールは子どもと同じくらいテンションを上げる
- 一緒にオリンピックを見て日本を応援する
毎日あせってしまうことも多いですが、自分のことも大切にして少しでも余裕を持てるようになりたいです。
まとめ
中学受験のプロが書いた本なのでガッツリ勉強系かと思いきや、心掛け次第で誰にでも実践していける内容の本でした。
完璧にはできなくても、余裕があるときは、「認める」「見守る」「待つ」 を取り入れた子育てをしていきたいと感じました。
子育てしていて、否定したり、与えすぎたり、あせったりしてしまっている方にはぜひ一度読んでみてほしい一冊です。
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