優待株投資家のみきまるさんが書かれた「優待バリュー株投資入門」を読みました。
株主優待って、カタログギフトやクオカードがもらえて魅力的ですよね!
「優待バリュー株投資」とは、株主優待のついた割安な銘柄を中長期で保有する投資方法です。
魅力的な株主優待の株は欲しくなりますが、株価が下落すれば株主優待をもらっても損をしてしまうこともあります。
みきまるさんが紹介している「優待バリュー株投資」は、割安で株主優待がもらえる銘柄について書かれていました。
「優待バリュー株投資入門」
「優待バリュー株投資入門」の概要や著者について、この本を読んで投資で実践したいことをご紹介します。
本の概要
みきまるさんが20年かけて実践されてきた、「優待バリュー株投資」をまとめた一冊。
コバンザメ投資(特定の投資家のまね)から始まり、優待のある銘柄は負けにくいことに気づき、優待バリュー株投資にたどり着かれました。
自分の投資の強みを生かした投資の原則を守り続け、過去の有名な投資本からもたくさん学び、実践されています。
応用編では、インデックス(指数)に勝つための秘密の8つの方法が紹介されています。
著者
兼業投資家のみきまるさん。
「優待バリュー株投資」を実践し、「みきまるの優待バリュー株日誌」というブログを運営されています。
みきまるさんはたくさんの投資本を読まれていて、「優待バリュー株投資入門」にもおすすめの本が紹介されています。
名著を紹介する本も出版されています。
投資で実践したいこと
参考にしたいことはたくさんありましたが、投資で実践したいことを2つ取り上げます。
負けないバリュー株を選ぶための2つの条件
これまで株主優待や利回りばかり見て、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)を重視せずに投資してきたので勉強になりました。
みきまるさんの負けないバリュー株を選ぶための2つの条件は以下の通りです。
- PER (株価収益率)× PBR (株価純資産倍率)< 11.25
- 総合利回り(配当+優待)≧ 4.0%
※1は、有名な投資家ベンジャミン・グレアムが提唱した「ミックス係数」の半分以下の数字
株主優待が人気のオリックス(8591)は条件にあてはまるか確認してみました。
- ミックス係数
PER 9.4×PBR 0.78= 7.332 - 総合利回り
4.04% + 2.59% = 6.63%
・配当利回り 78円 (配当金)÷ 1928.5(株価)= 4.04%
・優待利回り 5,000円(株主優待) ÷ 192,850円 = 2.59%
(2021年6月23日現在の株価)
※オリックスの株主優待は100株以上、3年未満保有で5,000円相当のカタログギフト
オリックスは、みきまるさんのバリュー株の条件を満たしています。
これからは株主優待を見るだけでなく、ミックス係数や総合利回りも確認してみます!
パクリュー投資を実践する
簡単に言うと、優れた投資家をパクって、バリュー株に投資することです。
運用成績が良好な投資信託のファンドマネージャーや腕利きの個人投資家が保有する銘柄から、自分のバリュー(割安)株投資の条件に合ったものを見つけ出して買う
優れたファンドマネージャーが投資信託に組み入れている銘柄は、インターネット上で公表されています。
投資信託の組み入れ上位の銘柄や組み入れ比率を定期的にチェックして、割安で値上がりが期待できる株を購入します。
みきまるさんが定期的にチェックされているものは以下の通りです。
三井住友DSアセットマネジメントの辣腕ファンドマネージャー、苦瓜達郎さんが運用しているもの
投資助言会社のエンジェルジャパン・アセットマネジメントが運用を助言しているもの
投資信託の組み入れ銘柄なら、インターネットで簡単に確認できるので、わたしもパクリュー投資してみます!
まとめ
「優待バリュー株投資」は、株主優待制度が続けば有効な投資法です。
2022年4月に東証の市場が再編されれば、状況は変わるかもしれません。
株主の数を増やすために株主優待を実施していた企業の株主優待廃止されるのでは?といわれています。
東証の市場が再編されるまでは、様子を見ながら投資していく必要があると感じました。
優待株に興味がある方はぜひ一度読んでみてください!
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